審判と罰則

9 / 9 2人の審判の役割、記録席の仕事、警告から失格までの段階。

ハンドボールの試合は、2人の審判が進めます。 2人は対等な権限を持ち、コートの両側から同じプレーを見て判断します。 罰則の重さについて2人の判断が分かれたときは、2人で協議して決めます。協議でも合意できなければ、重いほうの罰則が適用されます。

2人の審判の役割

2人は対等な権限を持ちます。どちらが上ということはありません。 守る側のゴールの後ろに立つのがゴールレフェリー、 攻める側の後方からコート全体を見るのがコートレフェリーで、 攻守が入れ替わるのに合わせて役割も入れ替わります。

同じプレーを前と後ろの両方から見るための配置です。 ゴール前の密集はゴールレフェリーのほうが見えやすく、 逆に後方からの反則はコートレフェリーのほうが見えやすい、という違いがあります。

2人の判断が食い違ったときは、協議して決めます。 判定は手の合図(ハンドシグナル)で示されるので、 観戦するときは笛と一緒に腕の動きを見ると、何が起きたのか分かります。

記録席の仕事

コートの外にも試合を支える人がいます。 センターライン側の記録席にいるタイムキーパーとスコアラーです。

記録席の役割
タイムキーパー試合時間の計測、交代の監視、2分間退場の時間管理
スコアラー得点・警告・退場の記録、ベンチ入りメンバーの確認

交代ラインからの出入りや2分間退場の残り時間を見ているのは記録席なので、 審判とあわせて4人で試合を進めていることになります。

罰則は3段階

反則そのものは相手のフリースローや7mスローで再開しますが、 行為が悪質なときは選手に対する罰則が与えられます。段階は3つです。

罰則の段階
段階合図内容
警告イエローカード注意。1人につき1回まで
2分間退場腕を上げて指2本2分間コートから出る。そのあいだチームは1人少ない
失格レッドカードその試合はもう出られない

警告は同じ選手に2回は出ません。 チーム全体でも警告は合わせて3回までしか出せず、それ以降は2分間退場で対応します。 また、同じ選手が3回目の2分間退場を受けると失格になります。

2分間退場のあいだ、チームは6人(キーパーを含む)で戦うことになります。 その2分が終わるまでは、得点が入っても戻れません。 人数が1人少ない時間をどう守るかは、ハンドボールの見どころのひとつです。

パッシブプレーの予告

攻める側が得点を狙わずに時間を使うことは「パッシブプレー」として認められていません。 審判はまず腕を上げて予告し、それでも攻めなければ相手のフリースローになります。

腕が上がったら「そろそろシュートを打たないといけない」という合図です。 攻守が速く入れ替わるのは、このルールがあるからでもあります。

よくある質問

審判は何人いますか?
2人です。対等な権限を持ち、ゴールライン側とコート後方から、同じプレーを両側から見ます。
2分間退場のあいだ、チームは何人になりますか?
ゴールキーパーを含めて6人です。その2分が終わるまでは、得点が入っても戻れません。
審判が片腕を上げたままにしているのは何の合図ですか?
パッシブプレーの予告です。攻める側が得点を狙わずに時間を使っていると出され、それでも攻めなければ相手のフリースローになります。

反則の種類や各スローについてはハンドボールのルールをご覧ください。

このページは競技規則にもとづいて書いています(日本ハンドボール協会/国際ハンドボール連盟の競技規則)。 規則は改正されることがあります。年代やカテゴリーで扱いが違うものもあるので、実際の試合では大会の要項もあわせて確かめてください。