ハンドボールのポジション

6 / 9 ゴールキーパーと6人のコートプレイヤー。それぞれの役割と向き不向き。

7人の構成と交代

ハンドボールの各チームは、6人のコートプレイヤーと1人のゴールキーパーの計7人で構成されています。 ベンチには交代要員の選手が入ります。ベンチ入りできる人数は大会の要項で決まります。 試合中、選手は何度でも自由に交代することができ、サッカー等のように交代の際に、試合が中断するようなことはありません。 そのため、ハンドボールの試合はスピーディーに展開されます。

攻撃しているときの基本的な立ち位置 相手ゴールを上にした半面の図。6mラインの上にポスト、9mのあたりに左からレフトウィング、レフトバック、センターバック、ライトバック、ライトウィングが並ぶ。 PV LW RW LB CB RB 自陣(味方ゴール)へ 相手ゴール
攻撃しているときの基本的な立ち位置(模式図)。 PV ポスト/LW・RW 左右のウィング/ LB・RB 左右のバック(45度)/CB センターバック。 ゴールキーパーは反対側の味方ゴールにいます。 実際の位置はチームの戦術で動きます。

ポジションごとの役割

ハンドボールのコートプレイヤーのポジションは以下の種類があります。

ゴールキーパー
ゴールキーパーは、身体全体を使ってゴールに向かって投げられたボールを全て防がなければなりません。 ゴールキーパーは、コートプレイヤーと異なる配色のユニフォームを着用します。 ゴールキーパーはゴールエリア外でもプレーすることができます。 例えば、試合終了間際で、同点や追加点を期待したいといった勝利を決めるような状況では、 ゴールキーパーは7人目のコートプレイヤーとしてプレーします。 その場合、コートプレイヤーと同様のルールが適用されます。3ステップルールや3秒ルールなどです。
レフトウィング(レフトサイド)
通称:左サイド、本サイド、正サイド、オープン等
サイドプレイヤーは、自分のゴールから見て、最も外側の位置からプレーします。
相手チームのシュートを自チームのゴールキーパーが止め、逆速攻でスピーディーに動ける選手等が、 このポジションに求められます。また、セットプレーにおいては、コートの外側からゴールエリアの内側に ジャンプして、シュートコースを広げる攻め方をすることもあり、 ジャンプ力と足の速さが求められるポジションです。 レフトウィングは右利きが多いです。
ライトウィング(ライトサイド)
通称:右サイド、逆サイド、ブロンジョン等
レフトサイドの反対のポジション。レフトウィングとは逆に左利きが理想とされています。 レフトウィング同様、速攻や横からの攻めが期待されるポジションです。
右利きの選手の場合、背面飛びのようにゴールエリア内に向かってとび、シュートを放ったり、ボールにスピンをかけてシュートを放つなど、 レフトサイドとは異なった工夫が必要となります。
レフトバック
通称:左45°、左よんごー、正4(せいよん)、エース等
通称にもあるとおり、ハンドボールにおいて「エース」と言われるポジションです。 比較的高身長で上からのジャンプシュートを得意とする人がこのポジションにおかれる傾向があります。 また、レフトウィング同様、右利きの人がこのポジションに多い傾向です。 レフトバック、そして後述のセンターバック、ライトバックの3ポジションを総称し、フローターと言われます。
センターバック
通称:センター
ハンドボールにおいて司令塔(プレイメーカー)的なポジションです。 オフェンスにおいて、攻撃の起点となるケースが多いポジションでもあります。 レフトバック同様、上からのジャンプシュートを打つケースもよく見られます。 司令塔なので、オフェンス全体を見れる広い視野が必要とされます。 日本では、すでに現役を退いた宮崎大輔さんがこのポジションの選手として有名です。リーグHのチームの中では比較的身長が高くありませんでしたが、 ポストとの連携プレーや、ディフェンスの不意をついたステップシュート、そのジャンプ力を生かした上からのジャンプシュートが見られました。 ヨーロッパのプレイヤーでも身長が比較的高くない選手がこのポジションについてゲームメイクをするケースもあります。
ライトバック
通称:右45°、右よんごー、逆4(ぎゃくよん)、逆エース等
レフトバックと線対称のポジションで、通称にもある通り、エースポジションです。左利きだと有利です。 ライトウィング同様、右利きの場合、シュートコースの角度が狭くなってしまうため、シュートに向かう際、回り込む角度を変えたり、 シュートフォームで肩を大きく回し、背負うようにボールを投げたりと、工夫が必要です。
ピヴォットプレーヤー(ポストプレーヤー)
通称:ポスト
ゴールエリアライン際で、相手チームのディフェンスの間に立ち、主にゴールに背を向けてプレーするポジションです。 味方のオフェンスがシュートするときに、ディフェンスの前に立ちブロック(フロントブロック)することで、ディフェンスが前進するのを妨げたり、 浮いているディフェンスの背後にブロックに入る(縦ブロック)ことで、フローターの攻撃をサポートしたり、 ディフェンスの横に壁を作り、ディフェンスの横の動きを妨げ、味方のオフェンスがカットインする道を作る(イン/アウトブロック)などのサポートをします。 ポストにパスが通ると、ゴールは目前となり、ゴールキーパーと一対一になるので、シュートを決める上で有利なポジションです。 高身長のプレイヤーがこのポジションにつけば、上の空間が使えるため、パスが通りやすくなります。
センターのプレイヤーが抜け、ポストのポジションに入ることで、ダブルポストの陣形が作られます。

よくある質問

ポジションはいくつありますか?
ゴールキーパーとコートプレイヤー6人です。コートプレイヤーは左右のウィング、左右のバック、センターバック、ポストに分かれます。
左利きだと有利なポジションはありますか?
ライトウィングとライトバックは左利きが理想とされています。コートの右側から投げるときに、体の向きとシュートコースが自然に作れるためです。
ゴールキーパーは攻撃に参加できますか?
できます。ゴールエリアの外ではコートプレイヤーと同じ扱いになり、3ステップや3秒のルールもそのまま適用されます。

このページは競技規則にもとづいて書いています(日本ハンドボール協会/国際ハンドボール連盟の競技規則)。 規則は改正されることがあります。年代やカテゴリーで扱いが違うものもあるので、実際の試合では大会の要項もあわせて確かめてください。